伊トラック大手イベコと米スタートアップ企業ニコラ・モーターの合弁会社ニコラ・イベコ・ヨーロッパは15日、ドイツ南部のウルムにあるイベコ工場内で新生産ホールの開所式を行った。欧州向けの電動車両を製造する計画で年内にも製造を開始する。
まずは電気トラック「ニコラTRE」を最大25台生産し、パイロット顧客のハンブルグ港湾局(HPA)に納入する。HPAは港湾という実用環境でテストを行う。
ニコラTREは航続距離が最大560キロで、パワートレインや制御システムをニコラ、プラットホームをイベコが供給する。中期的に年3,000台をウルム工場で生産する計画だ。2023年からは同工場で燃料電池トラックも生産する見通し。