メルセデスベンツ―7-9月期販売30%減少―

独ダイムラーの乗用車・バン子会社メルセデスベンツが6日発表した7-9月期の乗用車販売台数は前年同期比30.5%減の43万4,784台と大幅に縮小した。半導体不足の深刻化が反映されており、バンを含めた同社全体の販売台数も28.2%減の51万7,944台へと落ち込んだ。

主力乗用車ブランド「メルセデスベンツ」は30.2%減の42万8,361台だった。すべての主要地域で2ケタ減を記録。減少幅は足元の欧州で38.2%、アジア太平洋で26.8%、北米で19.6%に上った。最大市場の中国は32.6%減の15万624台で、同ブランド販売に占める割合は35.2%に達した。

1-9月期の同ブランド販売台数は159万832台で、前年同期を2.7%上回った。欧州が3.5%減少したものの、アジア太平洋は5.6%、北米は8.6%増加。中国は4.0%増の59万2,203台となり、世界販売に占める割合は37.2%に上った。スマートを加えた乗用車全体の販売台数は3.0%増の161万7,508台、乗用車とバンの合計は3.8%増の186万1,186台だった。

電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の販売は好調で、7-9月期は34.1%増の6万1,652台、1-9月期は142.7%増の18万4,369台に上った。

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