イネオス―独でグリーン水素生産へ―

化学大手の英イネオスは18日、独西部のケルン工場に電解施設を設置すると発表した。欧州でのグリーン水素生産拡大に向けた総額20億ユーロと投資計画の一環。グリーン水素ベースのアンモニアを製造する。

ケルン工場に100メガワット級の電解槽を設置し、再生可能エネルギー電力を用いて水素を生産する。同水素で主に肥料向けのアンモニアを製造。燃料製造も検討している。グリーン水素を利用することで同工場の二酸化炭素(CO2)排出量は年12万トン以上、削減される見通しだ。

グリーン水素はドイツのほか、ノルウェー、ベルギー、英国、フランスでも生産する計画。

上部へスクロール