シーメンス―大型駆動装置事業を分社化―

電機大手の独シーメンスが大型駆動装置(ラージ・ドライブ・アプリケーションズ=LDA)事業の分社化を検討している。同社の確認を得た情報として経済紙『ハンデルスブラット』が18日付で報じたもので、広報担当者は「この事業が市場と顧客により良く注力できるよう、さらなる自立性と経営の自由を与えたい」と述べた。事業売却に向けた措置かどうかについてはコメントを控えている。

シーメンスは2018年以降の組織再編でデジタル産業やスマートインフラなどに経営資源を集約。非中核事業となったLDAなど4事業を「ポートフォリオ・カンパニーズ」として管理している。ポートフォリオ・カンパニーズは売上高が計32億ユーロ、従業員数が1万5,400人。LDAはそのなかの最大事業で、雇用規模は約7,000人に上る。

上部へスクロール