高級車大手の独ダイムラーは20日、北京に新しい研究開発拠点「ダイムラーR&Dテックセンター中国」を開設した。重要な技術トレンドを速やかに把握し、製品の現地化を加速することが狙い。マルクス・シェーファー取締役(研究担当)は「デジタル化、人工知能、自動運転、最新のコンピューター技術分野で中国のR&Dチームがわが社に果たす役割はますます重要になる」と述べた。
11億人民元(約1億4,500万ユーロ)を投じて新R&D拠点を建設した。同社が中国に持つR&D拠点としては研究、開発、シミュレーション、テスト機能を初めて兼ね合わせており、異なる分野の技術者同士の意見交換やノウハウの移転が相乗効果をもたらすと期待されている。雇用規模は約1,000人。