労働組合と雇用者団体が結ぶ労使協定の適用を受ける被用者の87.2%が今年、クリスマス手当を受給することが、ドイツ連邦統計局の発表で分かった。平均額は2,677ユーロ(支給額ベース)。西部地区は2,695ユーロで、東部地区(2,554ユーロ)を5.5%上回っている。
平均受給額が最も高い業界はコークス製造・石油加工で5,651ユーロに上る。これに化学が5,369ユーロ、エネルギーが5,171ユーロで続く。金融サービスは4,360ユーロ、保険・再保険・年金基金は3,855ユーロ、金属製造・加工は1,991ユーロ。最低は人材派遣で301ユーロにとどまった。宿泊・飲食も861ユーロと低い。
労使協定の適用を受ける職場で働く被用者は比較的、少ない。連邦雇用庁(BA)傘下の労働市場・職業研究所(IAB)によると、労使協定の適用を受けない被用者の割合は昨年、西部地区で47%、東部地区で57%に上った。