ランクセス―高機能材料事業ユニットを法的に独立化―

化学大手の独ランクセスは11日、高機能材料(HPM)事業ユニットを法的に独立させると発表した。車両電動化のトレンドを踏まえた措置で、来年上半期に手続きを開始する。

HPM事業ユニットでは強度や耐熱性の高いエンジニアリングプラスチックであるポリアミド、ポリブチレンテレフタレート、熱可塑性繊維強化複合材料などを手がけ、自動車や電機業界に供給している。自動車分野では車両の電動化を背景に技術革新に向けた協業が活発化するなど業界を取り巻く環境が急速に変化していることから、HPM事業ユニットを法的に独立させることで、そうした動きに柔軟に対応できるようにする考えだ。

同ユニットは全世界で計14拠点を展開している。雇用規模は約1,900人。

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