シーメンス・エナジー―ブラジルでガス発電所受注―

エネルギー設備大手のシーメンス・エナジーは23日、ブラジルの建設・エンジニアリング大手アンドラーデ・グティエレスと共同で熱電併給発電所の建設を受注したと発表した。リオデジャネイロ州の天然ガス発電プロジェクト「UTE GNA 2」向けで、設備容量は1.7ギガワット(GW)。シーメンス・エナジーは9月に商業運転を開始した同地の先行プロジェクト「GNA1」でも熱電併給発電所を受注している。両プロジェクトの設備容量は計3GWで、ラテンアメリカ最大の液化天然ガス複合火力発電所となる。

同社は今回の契約でHLクラスのガスタービン3基、蒸気タービン1基、発電機4基、排熱回収ボイラー3基などを受注した。運営とメンテナンスも引き受ける。受注額は明らかにしていない。ガスタービンは将来の水素燃料投入を想定した設計とする。

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