モバイルバンキングサービスを手がける独新興企業N26は18日、米国市場から撤退すると発表した。同市場での激しい競争に勝ち抜く見通しが立たないためとみられる。今後は欧州事業に注力する。同社は英国市場からも昨年に撤退しており、欧州連合(EU)域外で事業を展開するのはブラジルだけとなった。
米国でのサービスを来年1月11日付で打ち切る。約50万人の顧客が影響を受けることになる。
同国市場には2019年に参入した。N26は競合に比べ投資家の評価額が低いことから、同市場での熾烈な競争に必要な資金の確保が難しい判断したもようだ。