ランクセス―中国でコンパウンド能力増強、電動車の増加背景に―

化学大手の独ランクセスは11月24日、高性能エンジニアリングプラスチックのコンパウンド能力を中国で増強すると発表した。電動車の生産増を背景に現地需要が伸びていることに対応する。

約3,000万ユーロを投じて常州工場内に新たなコンパウンドラインを設置する。生産能力は年3万トンで、同社の中国におけるコンパウンド能力は11万トンに拡大することになる。2023年1-3月期の稼働開始を予定している。

電動車では走行距離を伸ばすことが重要な課題となっている。このため、車両を軽量化するために金属部品をプラスチック部品に切り替える動きが加速。高性能エンプラの需要が伸びている

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