イエナオプティック―軍需子会社を売却―

光学大手の独イエナオプティックは11月25日、軍用品などを手がける子会社ヴィンコリオンを投資会社スター・キャピタル・パートナーシップのファンドに売却することで合意したと発表した。経営資源をフォトニクス分野に絞り込む方針に基づく措置。ヴィンコリオンを1億3,000万ユーロと評価して取引を行う。当局の審査を経て売却手続きが来年下半期に完了すると見込んでいる。

ヴィンコリオンはセキュリティ・軍事、航空、鉄道・輸送産業向けにメカトロニクス製品を開発・製造する企業で、従業員数は約800人。2020年の売上高は1億5,170万ユーロ、売上高営業利益率(EBITDAベース)は11.0%に上った。

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