ティッセンクルップ―2GW電解槽を受注―

独複合企業ティッセンクルップは13日、エンジニアリング子会社ティッセンクルップ・ウーデ・クロリンエンジニアズが工業ガス大手の米エアー・プロダクツから2ギガワット(GW)強の電解槽を受注したと発表した。エアー・プロダクツがサウジアラビアで現地企業と共同展開するグリーン水素プロジェクトに投入される。受注額は明らかにしていない。

同プロジェクトはサウジアラビア北西部に建設中のスマートシティ「NEOM」で実施される。同スマートシティの運営会社(NEOM)、現地のエネルギー会社ACWAパワー、エアー・プロダクツの3社が合弁会社NEOMグリーン・ハイドロジェン・カンパニーを設立。ウーデから調達する電解槽を2026年に稼働させ、再生可能エネルギーを用いて水素を生産する。エアー・プロダクツはこの水素ベースにアンモニアを合成し、世界市場で販売する。

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