12月インフレ率5.3％に、21年平均は93年以来の高水準

ドイツ連邦統計局が6日発表した2021年12月の消費者物価指数は前年同月比5.3％増（暫定値）となり、1992年6月以来の大きな上げ幅を記録した。エネルギー価格の上昇率は前月の22.1％から18.3％に低下したものの、食料品が4.5％から6.0％へと拡大。物価に占める比重が53％に上るサービスも2.9％から3.1％へと高まり、全体が押し上げられた。インフレ率は前月比でも0.5％に上った。

21年の平均インフレ率は3.1％で、1993年（同4.5％）以来の高水準に達した。

欧州連合（EU）基準の21年のインフレ率は3.2％。12月は前年同月比が5.7％、前月比が0.3％だった。