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2022/1/26

総合 - ドイツ経済ニュース

企業景況感6カ月ぶりに好転、先行き見通しの改善で

この記事の要約

Ifo経済研究所が25日発表した1月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は95.7となり、前月を0.9ポイント上回った。同指数の改善は6カ月ぶり。先行き見通しが改善し数値が押し上げられた。クレメンス・フュスト所長 […]

Ifo経済研究所が25日発表した1月のドイツ企業景況感指数(2015年=100)は95.7となり、前月を0.9ポイント上回った。同指数の改善は6カ月ぶり。先行き見通しが改善し数値が押し上げられた。クレメンス・フュスト所長は「ドイツ経済はかすかな希望を持って新年のスタートを切った」と述べた。

今後6カ月の見通しを示す期待指数が2.5ポイント増の95.2となり、7カ月ぶりに拡大した。現状判断を示す指数は96.1で、0.8ポイント低下。4カ月連続で落ち込んだ。

景況感を業界別でみると、製造業は大幅に改善した。現状判断と期待指数がともに上昇。原料・部品不足はやや緩和しており、工場稼働率は84.9%から85.6%へと高まった。

サービス業の景況感は4カ月ぶりに改善した。期待指数が上昇。コロナ禍の影響が特に大きい旅行業界は夏季シーズンに大きな期待をかけているという。宿泊・飲食業では厳しい状況が続いている。

流通業の景況感も好転した。現状判断はやや悪化したものの、期待指数が大幅に改善。特に小売業で先行きに悲観的な企業が減った。

建設業では現状判断と期待指数がともに上昇した。資材不足の状況は改善が続いている。

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