トヨタ―独で社用車販売を拡大―

トヨタ自動車は19日、ドイツで社用車として新車登録された同社製モデルが昨年は1万9,469台となり、前年を15%上回ったと発表した。同国の社用車新車登録台数が6.5%縮小したなかで、トヨタは台数を大幅に拡大。シェアを2.5%に伸ばした。社用車の昨年の新規契約件数は約50%増のおよそ4万件に達しており、同新車登録は今年も増える見通しだ。

ドイツでは企業が従業員に社用車を貸与するケースが多い。私生活で自由に使えるうえ、マイカーとしての登録に比べ従業員のコスト負担も少ないためで、新車登録に占める割合は昨年65.4%に達した。マイカー(34.6%)の約2倍に上る。

社用車市場ではドイツ車が圧倒的に強い。トヨタは同市場の攻略に取り組んでいる。

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