ハノーバーメッセを会場方式に変更、感染状況踏まえ開催は5月末~6月初旬に

独見本市会社ドイチェ・メッセは19日、世界最大の産業見本市「ハノーバーメッセ」を今年は3年ぶりに会場開催すると発表した。当初はバーチャル開催を予定していたが、訪問者と面と向かって話をしないと新規顧客を獲得できないとの声が参加企業の間で強いことから予定を変更した。約3,000社が出展する。

これに伴い開催時期も4月25~29日から5月30~6月2日へと変更した。新型コロナウイルスの新規感染者数が極めて多い現状を踏まえると、4月下旬までに感染状況が大幅に改善することは期待できないと判断。過去2年間のコロナ禍の経験をもとに「パンデミックが続く間は夏季が大型イベントに最適の時期だ」(ヨッヘン・ケックラー社長)との結論に至った。

ハノーバーメッセは戦後の1947年に始まった歴史ある見本市。コロナ禍1年目の2020年は初めて中止され、21年もバーチャル方式でしか開催できなかった。

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