英国向け輸出、21年は2.5%減少

ドイツ連邦統計局は1月28日、英国向けの輸出高が2021年は654億ユーロ(暫定値)となり、前年を2.5%下回ったと発表した。英国の欧州連合(EU)離脱は貿易のマイナス要因となっており、20年も前年比で15.3%落ち込んでいだ。半導体不足でドイツの自動車生産が振るわなかったことも昨年の輸出減につながった。

1~11月の英国向け輸出高は前年同期比2.0%減の605億ユーロに後退した。最大の輸出品門である自動車・自動車部品は2.1%減の140億ユーロだった。英国はドイツの輸出先ランキングで前年同期の5位から8位に後退している。

1~11月の英国からの輸入高は7.7%減の294億ユーロ。減少幅は医薬品(30.4%減の18億ユーロ)、データ処理機器(29.6%減の20億ユーロ)で特に大きかった。金属は価格が高騰したことから84.0%増の40億ユーロと大幅に増えた。英国は輸入先11位から13位へとランクダウンした。

上部へスクロール