モノのインターネット(IoT)機器ないしシステムを利用するドイツ企業の割合は昨年36%に達した。欧州連合(EU)統計局ユーロスタットのデータをもとに独連邦統計局が1月26日付プレスリリースで明らかにしたもので、EU平均の29%を上回っている。
同比率が最も高い加盟国はオーストリアで51%に上った。2位はスロベニア(49%)、3位フィンランドとスウェーデン(40%)で、ドイツはこれに次ぐ5位だった。
ドイツ企業が利用するIoTを分野別でみると、最も多いのは警報システムや煙探知機などのセキュリティ技術で21%に上った。このほか、エネルギー管理(11%)、予知保全(9%)、物流管理(6%)、生産プロセス監視・制御(5%)、顧客活動追跡(3%)で利用率が比較的高かった。