卸売物価の上昇率高止まり、1月は16.2%

ドイツ連邦統計局が11日発表した1月の卸売物価指数は前年同月比16.2%増となり、3カ月連続で16%台の上げ幅を記録した。前年同月を上回るのは12カ月連続。コロナ禍からの世界経済の回復やそれに伴う原材料・部品不足が物価を押し上げている。

卸売物価を最も強く押し上げたのは石油製品で、上昇率は41.9%に上った。このほか鉱石・金属(50.2%)、古材・残材(47.8%)、原木・材木(39.8%)、化学製品(34.4%)、穀物・葉たばこ・種子・飼料(29.3%)、金属・樹脂製建材(23.8%)などで上げ幅が大きかった。

卸売物価は前月比でも2.3%上がった。