電化製品リサイクル率、20年は86.7%に上昇

ドイツ連邦統計局は11日、電化製品のリサイクル率が2020年は86.7%となり、前年を1.3ポイント上回ったと発表した。回収された電化ごみの重量に対するリサイクルされた重量(修理などを通して機器本来の用途で再利用された分を含む)の割合を統計局はリサイクル率と定義している。

20年に回収された電化ごみは103万7,000トンで、前年から9.5%増加。そのうち89万9,300トンがリサイクルされた。リサイクル重量は前年比の増加幅が11.2%と、回収重量の増加幅を上回っている。

回収された重量が最も多かった製品分野は太陽光発電モジュールを除く大型製品(洗濯機、乾燥機、大型印刷機など)で全体の28.7%を占めた。これに小型製品(掃除機、トースター、Hi-Fi機器など)が28.0%、熱伝導製品(エアコン、冷蔵庫など)が18.4%で続いた。

リサイクル率は照明機器で最も高く、92.0%に上った。2位は面積100平方センチメートル超のディスプレー(90.5%)、3位は小型IT・通信機器(89.1%)となっている。

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