1月の機械受注19%増加、早ければ3月に戦争の影響

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の1月の新規受注高は前年同月比で実質19%増となり、これまでに引き続き大きく伸びた。VDMAのエコノミストは「ウクライナへのロシアの侵攻は1月(の数値)にはもちろん反映されていない」と前置きしたうえで、「戦争の影響は早ければ3月の新規受注に表れる」との見方を示した。

1月の新規受注を地域別でみると、国内は22%増えた。比較対象の2021年1月の水準が低かったことから、増加幅が大きくなった。国外は大型受注の効果もあり18%拡大。増加幅はユーロ圏で21%、ユーロ圏外で16%に上った。

特殊要因による統計のブレが小さい3カ月単位の比較でみると、昨年11月~今年1月は前年同期を実質21%上回った。国内が17%、国外が23%増加。国外の内訳はユーロ圏が25%増、ユーロ圏外が22%増だった。

上部へスクロール