ガス消費量が大幅減少、5月は-35%

独エネルギー水道産業連合会(BDEW)は6月30日、天然ガスの1~5月の国内消費量が前年同期比14.3%減の4,600億キロワット時(kWh)へと大幅に減少したことを明らかにした。比較対象の2021年に比べ春が温暖で暖房需要が減少したことが最大の理由だが、気温調整ベースでも6.4%減少しており、市民や企業が消費を抑制したことがうかがわれる。

5月は前年同月比の減少幅が34.7%に達した。気温調整ベースでも10.8%低下している。ケルスティン・アンドレアエ会長は、ガス価格の上昇、政府の節約要請、世帯などの自主的な消費抑制が背景にあるとの見方を示した。