独医薬品生産、来年は減少の見通し

ドイツの特許薬業界団体である研究開発型製薬工業会(vfa)は19日、同業界の国内生産高が来年は2.9%減少するとの予測を発表した。新型コロナウイルス用ワクチンを今年初に量産した反動のほか、インフレとエネルギーコストの上昇、サプライチェーンの混乱が響く。チーフエコノミストはロイター通信に、医薬品は薬価規制があるため、製造業の他の業界と異なりコスト上昇分を川下に転嫁するのが極めて難しいと述べた。今年は国内生産が0.8%増加し、再来年も0.3%増えると予想している。

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