視認性とセンサー感知度の高いジャケット、交通事故防止に向けコンチネンタルが共同開発

自動車部品大手の独コンチネンタルは25日、視認性とセンサーの感知度がともに高いジャケットをアウトドア用品製造の仏アーバン・サークルと共同開発したと発表した。交通弱者である自転車の運転者と歩行者が着用すれば、交通事故の被害にあうリスクが低下すると期待している。自社のB2Cサイトで販売を開始した。

「ディテクタブル・ジャケット」という商品を共同開発した。特許で保護された「アーバン-Rプリント」という生地に蛍光・反射性のあるインサーションを施した。インサーションのサイズと位置はセンサーが人のシルエットを認識しやすいように工夫されており、先進運転支援システム(ADAS)搭載のセンサー(LiDARとカメラ)による感知度は従来型の高視認性ベストの2倍に上る。また、生地には反射性のあるマイクロビーズがコーティングされていることから、自動車ライトを受けると最大300メートル先から視認できる。撥水性と通気性も高いという。

コンチネンタルは車載センサーの知見、アーバン・サークルはアウトドアウェアのノウハウをそれぞれ持ち寄った。

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