ルフトハンザ―出張旅費決済子会社を売却―

航空大手の独ルフトハンザは21日、業務渡航費用決済サービス子会社ルフトハンザ・エアプラス・サービスカルテンをスウェーデン金融大手SEBコート・バンクに売却することで合意したと発表した。経営資源を中核事業の航空輸送分野に絞り込む戦略に基づく措置。すべての国外子会社と支店を含めて約4億5,000万ユーロで譲渡する。来年上半期の取引完了を見込む。

ルフトハンザは4月、機内食子会社LSGグループを欧州投資大手アウレリウスに売却することで合意した。5月には、経営破綻した伊アリタリア航空の後継として設立された国有ITAエアウェイズに41%出資することで伊経済・財務省と合意。将来的に完全子会社化することを視野に入れている。エアプラスの売却はこれに続く措置となる。