総合 - ドイツ経済ニュース

輸入物価が16カ月ぶりに低下、2月は-0.6%に

ドイツ連邦統計局が27日発表した2月の輸入物価指数は前年同月比0.6%減となり、16カ月ぶりに落ち込んだ。同物価の20%強を占める消費財が2.1%下落したことが最大の押し下げ要因。下落幅は耐久消費財で2.7%、非耐久消費

年金支給額が今年も大きく上昇

ドイツ連邦労働・社会省は20日、公的年金の支給額をこれまでに引き続き今年も大きく引き上げることを明らかにした。賃金の上げ幅が大きいためで、引き上げ率は東部地区で3.37%、西部地区で3.22%に上る。7月1日付で実施する

製造業の受注残、1月は前月比1.4%増に

連邦統計局が19日発表した製造業の1月末時点の受注残高は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月末を1.4%上回った。国内が1.6%、国外が1.3%の幅で増加した。 部門別では消費財の伸び率が最も大きく、2.0%に上っ

卸売物価の上げ幅が15カ月来の低水準に、2月は1.2%

ドイツ連邦統計局が16日発表した2月の卸売物価指数は前年同月比の上げ幅が前月の2.0%から1.2%へと縮小し、15カ月来(2016年11月以来)の低水準となった。石炭・石油が0.3%下落したほか、ペット・家畜(10.7%

生産者物価の上げ幅、14カ月来の低水準に

ドイツ連邦統計局が20日発表した2月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が1.8%となり、14カ月来(2016年12月以来)の小幅な伸びにとどまった。上げ幅の縮小は5カ月連続。すべての分野で上昇率が前月を下回った。 エネ

エネルギーと食品がインフレ率押し下げ

ドイツ連邦統計局は14日、2月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が1.4%、前月比が0.5%で速報値と変わりがなかった。エネルギーは前年同月比0.1%増と伸び率が小さく、

関税と軍事費の取引に応じず、独が米大統領要求を拒否

鉄鋼とアルミニウムに対する輸入関税を免除する見返りとして同盟国に軍事費の引き上げを求める米トランプ大統領の要求を、ドイツ政府は拒否する考えだ。安全保障を根拠とする関税引き上げを容認すれば、保護主義の動きが止めどなく加速し

1月輸出8.6%拡大、経常黒字は1.8倍に

ドイツ連邦統計局が9日発表した1月の貿易統計(暫定値)によると、輸出高は1,071億ユーロで、前年同月を8.6%上回った。世界経済の加速が反映された格好で、特にユーロ圏向けが大きく伸びた。輸入高は6.7%増の897億ユー

製造業受注1月は大幅減に、前月の反動などで

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が8日発表した1月の製造業新規受注指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比3.9%減と大きく落ち込んだ。比較対象の昨年12月は水準が大幅に押し上げられており、

鉱工業生産2カ月連続減に、製造業は好調保つ

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が9日発表した1月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.1%減となり、2カ月連続で落ち込んだ。エネルギー業が3.3%減、建設業が2.2%減と

華為技術が欧州特許出願1位に、日本はトップ50に10社

欧州特許庁(EPO)は7日、2017年の特許統計の詳細を発表した。それによると、中国の華為技術は前年比0.3%増の2,398件と小幅な伸びにとどまったものの、前年の2位から1位へと浮上し、中国企業で初めて首位を獲得した。

次期政権がようやく成立へ 社民が党員投票で承認

独中道左派の社会民主党(SPD)は4日、中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)との連立政権樹立の是非を問う党員投票で66.02%が賛成票を投じたと発表した。CDU/CSUはすでに承認手続きを完了しており、第

インフレ率3カ月連続で低下、2月は1.4%に

ドイツ連邦統計局が2月27日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.4%増となり、インフレ率は3カ月連続で低下した。エネルギーの上げ幅が前月の0.9%から0.1%、食料品が同3.1%から1.1%へと縮小した

輸入物価の上げ幅、1月は14カ月来の低水準に

ドイツ連邦統計局が2日発表した1月の輸入物価指数は前年同月比0.7%増となり、14カ月来の低い上げ幅を記録した。消費財、農産物、投資財で物価が低下したことが響いた格好。エネルギーは9.2%増と大きく上昇しており、エネルギ

2月の失業者数減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が2月28日発表した同月の失業者数は254万6,000人で、前月を2万4,000人下回った。2月は例年、失業者数がピークに達するが、経済の堅調を背景に今年は昨年に引き続き減少。季節要因を加味した実

財政黒字が統一後最大、対GDP比1.1%に

連邦統計局は23日、連邦(国)と州、市町村、社会保険機関を合わせた2017年の財政収支が365億9,400万ユーロの黒字となり、前年に引き続き東西ドイツ統一後の最高を記録したと発表した(表を参照)。黒字は4年連続で、名目

企業景況感が悪化、先行き見通しに陰り

Ifo経済研究所が22日発表した2月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は115.4となり、過去最高だった前月(117.6)を2.2ポイント下回った。同指数の低下は2カ月ぶり。今後6カ月の見通しを示す期待指数が特

「サイバーセキュリティ憲章」に欧米企業が署名

シーメンスをはじめとする欧米の国際的な企業・組織は16日、ミュンヘン安全保障会議の会場で「サイバーセキュリティ憲章」に署名した。モノのインターネット(IoT)など経済・社会のデジタル化を推し進めるためにはネット利用に対す

独経済好調、第4四半期成長率0.6%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した2017年10-12月期(第4四半期)の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比0.6%増となり、これまでに引き続き高い伸びを記録した。輸出が好調で全体をけん引。

生産者物価の上げ幅4カ月連続で縮小、1月は2.1%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した1月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が2.1%となり、前月の同2.3%を0.2ポイント下回った。上げ幅の縮小は4カ月連続。エネルギーと非耐久消費財の上昇率低下が反映された格好。エネルギ

卸売物価の上げ幅拡大、金属・化学品などが押し上げ

ドイツ連邦統計局が16日発表した1月の卸売物価指数は前年同月比2.0%増となり、2カ月ぶりに上げ幅が拡大した。鉱石・金属が最大の押し上げ要因で5.6%上昇。化学製品とスクラップ・リサイクル材料もそれぞれ9.2%増、9.0

自動車燃料で価格低下、1月の下げ幅0.5%に

ドイツ連邦統計局は14日、1月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が1.6%、前月比がマイナス0.7%で速報値と変わりがなかった。エネルギーは前年同月比0.9%増と伸び率が

個人消費が好調見通し、今年は+2%に

市場調査大手のGfKは9日、ドイツの個人消費が今年は実質2%増加するとの予測を発表した。失業者の減少が一段と進む見通しを踏まえてもので、これまでに引き続き経済のけん引車になるとしている。 部門別では食料品で3%増加する。

政権協定が成立、キ教民・社同盟は社民党に大幅譲歩

ドイツ連邦議会の二大会派であるキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と社会民主党(SPD)の3党は7日、政権協定を締結した。3党は今後、同協定の承認手続きを党内で実施する。順調に行けば3月前半に次期政権が成立する見通

公共交通機関の無料化を政府が検討、都市の大気汚染対策で

大気汚染が深刻な国内の都市で公共交通機関を無料化することを、ドイツ政府が検討している。欧州連合(EU)の欧州委員会に宛てた政府書簡をもとにロイター通信が13日に報じたもので、ディーゼル車の部品レベルの修理と低公害ゾーンの

成長率予測を大幅引き上げ、今年は2.7%に=DIHK

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は7日発表した企業景気アンケート調査レポートのなかで、2018年の国内総生産(GDP)予測を従来予測(昨秋)の実質2.2%から2.7%へと大幅に上方修正した。景気が好調なうえ、年初に実施

貿易黒字8年ぶり減少、輸出・輸入は過去最高更新

ドイツ連邦統計局が8日発表した2017年の貿易黒字(暫定値)は2,449億ユーロとなり、過去最高となった前年を1.6%下回った。貿易黒字の減少は8年ぶり。輸出高は6.3%増の1兆2,794億ユーロへと拡大したものの、輸入

12月の鉱工業生産0.6%減に、製造・建設の不振で

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が8日発表した2017年12月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.6%下回った。減少は2カ月ぶり。建設業が1.7%減、製造業が0.7%減と

デジタル化進展で雇用は大幅減か

経済のデジタル化の進展が雇用にもたらす影響を巡って、ドイツの経済界でちょっとした波紋が広がっている。きっかけは同国が官民挙げて取り組む経済のIoT化戦略「インダストリー4.0(I4.0)」を推進する主要団体である情報通信

12月製造業受注3.8%増加、ユーロ圏からがけん引

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が6日発表した2017年12月の製造業新規受注指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比3.8%増となり、4カ月来の高い伸びを記録した。大型受注の規模が例年を大

1月失業者数が実質減に

ドイツの雇用情勢が依然として好調だ。連邦雇用庁(BA)の発表によると、1月の失業者数は季節柄、前月から18万5,000人増加し257万人となったものの、季節要因を加味した実質では2万5,000人減少。デートレフ・シェーレ

2月の法令改正

・有害物質である酸化亜鉛を含むコスメティック用品の販売が24日から禁止に。欧州化粧品規則(EC)1223/2009の附属書IVを改正する欧州委員会規則に基づく措置。

中国企業の対独M&A、17年も最高額に

ドイツ企業を対象とする中国資本のM&A(企業の合併・買収)活動は昨年も活発だった。件数自体は前年を21%下回ったものの、金額ベースではダントツの過去最高となった前年を9%上回る136億8,400万ユーロへと拡大

1月の独企業景況感、過去最高と同水準に

Ifo経済研究所が25日発表した1月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は前月比0.4ポイント増の117.6となり、昨年11月に記録した過去最高と同じ水準に達した。今後6カ月の見通しを示す期待指数は低下したものの

消費者景況感01年以来の高水準に

市場調査大手のGfKが25日発表したドイツ消費者景況感指数の2月向け予測値は1月の確定値(10.8)を0.2ポイント上回る11.0となり、2001年10月以来の高水準を記録した。同指数の改善は2カ月連続。好景気を背景に所

インフレ率2カ月連続低下、1月は1.6%に

ドイツ連邦統計局が30日発表した1月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.6%増となり、上げ幅(インフレ率)は前月の同1.7%からやや縮小した。インフレ率の低下は2カ月連続。物品部門の上昇率が1.8%から1.5%へと

輸入物価6年来の高い伸びに、17年は3.8%

ドイツ連邦統計局が29日発表した2017年の輸入物価指数は前年比3.8%増となり6年来の高い伸びを記録した。物価の上昇は5年ぶり。同物価に占める比重が35%と最も高い中間財が5.1%、同比重13%のエネルギーも18.9%

政権協議スタート、2月4日の合意目指し

独連邦議会(下院)の二大会派であるキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と社会民主党(SPD)は26日に政権交渉を開始した。9月の選挙からすでに4カ月が経過し政治の空白が長期化していることから、18部会に分かれた協議

政権樹立の本交渉へ、SPD党大会で承認

独中道左派の大政党・社会民主党(SPD)は21日にボンで党大会を開催し、連邦議会(下院)の最大会派であるキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)との政権樹立に向け本交渉を開始することを賛成多数で決議した。ドイツでは昨年

全プラ包装をリサイクル可能に、欧州委が新戦略

欧州連合(EU)の欧州委員会は16日、2030年までにEU市場に出回るプラスチックの容器や包装を全て再利用かリサイクル可能にすることを目標とした「EUプラスチック戦略」を発表した。使い捨てのプラスチック包装を段階的に減ら

17年インフレ率1.8%、5年来の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が16日発表した2017年の消費者物価指数は前年比1.8%増となり、5年来の大きな上げ幅(インフレ率)を記録した。インフレ率はエネルギー価格の下落を受けて14年から16年にかけて1%未満にとどまっていたが

卸売物価5年ぶりに上昇、17年上げ幅3.5%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した2017年の卸売物価指数は前年比3.5%増となり、6年来の高い伸びを記録した(グラフ参照)。同物価の上昇は5年ぶり。鉱石・金属が9.4%、石炭・石油製品が8.8%の幅で伸びて全体を強く押し

生産者物価5年ぶり上昇、17年は+2.6%に

ドイツ連邦統計局が19日発表した2017年の生産者物価指数は前年比2.6%増となり、5年ぶりに上昇へと転じた。エネルギーの上げ幅が3.4%と高く、エネルギーを除いたベースでは伸び率が2.4%だった。 エネルギーでは石油製

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