メルクが抗がん剤の認可申請を断念

製薬大手の独メルクは7日、抗がん剤「エボホスファミド(Evofosfamide)」の認可申請を断念すると発表した。治験の結果が思わしくなかったためで、同薬に投入予定だった資金を他の抗がん剤や免疫疾患治療薬の開発に振り向ける意向だ。

エボホスファミドは米同業スレスホールド・ファーマシューティカルと共同開発した医薬品で、メルクは進行した軟部組織の肉腫と、進行した膵臓腺がんの2分野で、治験の最終段階である第3相臨床試験を行っていた。

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