1月インフレ率0.5％に上昇

ドイツ連邦統計局が28日発表した2016年1月の消費者物価指数（速報値）は前年同月を0.5％上回り、インフレ率（物価変動率）は前月の0.3％から上昇した。上げ幅は昨年6月以降で最大。エネルギーの下落幅が前月の6.5％から5.8％に縮小したことが大きい。食料品は上げ幅が前月の1.4％から0.9％に狭まり、2カ月連続で縮小した。

1月の消費者物価は前月比では0.8％低下した。クリスマス休暇を受けて大幅に上昇していたパック旅行価格の急落や、冬物衣料のバーゲンで水準が押し下げられた格好。

欧州連合（EU）基準のインフレ率は前年同月比が0.4％、前月比がマイナス0.9％だった。