人工透析のFMCが日本で買収か

独フレゼニウスの人工透析子会社フレゼニウス・メディカル・ケア(FMC)が日本の大手人工透析病院を買収したもようだ。ライス・パウエル社長の発言として『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙が報じたもので、同社長はサンフランシスコで開催されたJPモルガン主催の投資家説明会で「(日本の)最大手を買収した。患者数は約6,000人だ」と語ったという。FMCの広報担当者は同紙の問い合わせに「わが社はアジアで患者数を増やしたいと考えている」と回答するにとどめ、明言を避けた。

FAZ紙はまた、FMCがイスラエルの人工透析サービス事業者2社を近く買収することも報じた。同社はこれについてはその事実を認めた。2社のうち1社は同国最大手のネフロモアであることが昨年10月の時点で明らかになっている。

上部へスクロール