自動車大手BMW、純利益で60億ユーロを初突破

高級車大手のBMWが9日発表した2015年12月期の純利益は前期比10.0%増の63億9,600万ユーロとなり、初めて60億ユーロを突破した。自動車、オートバイ、金融サービスの3部門がすべて増収増益を確保。売上高は14.6%増の921億7,500万ユーロ、営業利益(EBIT)は5.2%増の95億9,300万ユーロにそれぞれ拡大した。

自動車部門の売上高は13.8%増の855億3,600万ユーロと2ケタ台の伸びを確保した。EBITは8.2%増の78億3,600万ユーロと増加幅が小さく、売上高営業利益率(EBITベース)は前期の9.6%から9.2%に低下。競合アウディ(同8.3%)を上回ったものの、ダイムラーの乗用車部門(10.0%)を下回った。

乗用車販売台数は6.1%増の224万7,485台となり、これまでに引き続き過去最高を更新した。16年12月期もやや増加すると予想している。

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