ドイツ機械工業連盟(VDMA)が4日発表した独業界の2月の新規受注高は前年同月比で実質7%増と大きく伸びた。増加は2カ月ぶり。比較対象の15年2月は受注水準が低かったという事情が背景にあり、VDMAの主任エコノミストは「この結果から受注が回復したとの結論を導き出すことはできない」と慎重な見方を示した。
国内受注が12%増と2ケタ台の伸びを記録した。国外は5%増。非ユーロ圏は大型受注がなければ減少していたという。
特殊要因による受注水準のブレが小さい3カ月単位の数値をみると、15年12月〜16年2月は前年同期比で実質2%増加した。国外が3%増加。国内は1%落ち込んだ。