ドイツ連邦経済省が6日発表した4月の製造業新規受注指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.0%減となり、2カ月ぶりに落ち込んだ。前月に6.2%増加したユーロ圏外が反動で8.3%減と大幅に下落したことが響いた格好。ユーロ圏(ドイツを除く)は2.5%増加した。国内も1.3%伸び、3カ月連続で改善した。
部門別では投資財が6.1%減と特に振るわなかった。ユーロ圏外が前月の11.0%増から13.3%減へと大きく悪化。国内も2.4%落ち込んだ。ユーロ圏は3.7%増加した。
消費財も1.0%減少した。ユーロ圏外とユーロ圏がそれぞれ2.6%、1.4%縮小。国内は0.6%増えた。
中間財は4.8%増と大きく伸びた。ユーロ圏外が5.7%、国内が5.6%の幅で拡大。ユーロ圏も1.9%増えた。
特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、2〜4月は前期の11〜1月を0.5%上回った。