エアバスがダッソー・アビエーションから完全撤退

欧州航空宇宙大手のエアバスは10日、仏軍用機大手ダッソー・アビエーションの持ち株23.6%を売却し、資本を全面的に引き上げたと発表した。売却額は23億7,900万ユーロでエアバスは事業の強化に充てる考えだ。

エアバスはかつて、ダッソー・アビエーション株46.3%を持つ第2位株主だった。だが、軍用品市場が縮小しているうえ、軍用機分野でダッソーの戦闘機「ラファール」とエアバスの「ユーロファイター」が競合していることもあり、2014年秋に資本撤退を開始。今回の持ち株売却で完了した。

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