VW・ボッシュなど6社にカルテル疑惑、鉄鋼調達で

ドイツ連邦カルテル庁は5日、自動車メーカーとサプライヤー合わせて6社を対象に6月23日に立ち入り調査を実施したことを明らかにした。地方紙『シュヴェービッシェ・ツァイトゥング』の報道を追認した格好。6社は鉄鋼の調達で違法な取り決めを行っていた疑いが持たれている。

調査対象となった6社のうち自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)、ダイムラー、BMWおよびサプライヤー大手のボッシュ、ZFフリードリヒスハーフェンは立ち入り調査を受けたことを認めている。残る1社は現時点で不明。

欧州連合(EU)の独禁法では製品やサービスの販売だけでなく、調達でも複数の企業が申し合わせ行うことが禁じられている。自由競争による価格決定が妨げられるためだ。