製造業受注5月は横ばいに

ドイツ連邦経済省が6日発表した5月の製造業新規受注指数(2010年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月と同じ110.5にとどまった。ユーロ圏(ドイツを除く)での受注は4.0%拡大したものの、国内が1.9%減少。ユーロ圏外も0.3%落ち込んだ。大型受注の規模は平均を下回った。

部門別では中間財の落ち込みが最も大きく、2.9%縮小した。国内が6.2%減となり足を強く引っ張った格好。ユーロ圏外も1.2%後退した。ユーロ圏は2.8%伸びた。

消費財も0.4%減少した。ユーロ圏外が6.8%減少。国内は3.8%増え、ユーロ圏も0.1%増加した。

投資財は1.9%増加した。ユーロ圏が5.5%拡大。国内とユーロ圏外もそれぞれ1.3%、0.6%伸びた。

4〜5月の新規受注の平均値は1〜3月の平均を実質0.5%下回った。国外が1.6%減少したためで、国内は1.1%増加した。