化学大手の独BASFは11日、2016年7-9月期(第3四半期)暫定決算の営業利益(EBIT、特別要因を除く)が前年同期比5.4%減の15億ユーロに縮小したものの、アナリスト予想平均(13億ユーロ)を大きく上回ったと発表した。機能性化学品、高機能製品、農業化学部門では前年同期を大幅に上回ったとしている。基礎化学品とエネルギー部門については言及していないものの、すべての事業部門でアナリスト予想平均を上回ったという。
7-9月期の売上高は140億ユーロで、19.6%減少した。エネルギー取引事業を昨年9月末付で売却したため、大幅な減収となった。