車両故障率の低さで日独ブランドが上位独占

テュフ・ズードなどドイツの技術監査協会が加盟する業界団体VdTUEVが2日発表した自動車の故障に関する最新レポート(TUEV-Report 2017)によると、2015年7月〜16年6月の1年間に行われた車検で重大な故障が見つかった車両の割合は19.7%で、前年から2.9ポイント低下した。ドイツ車と日本車はこれまでに引き続き、車齢に応じて計5つある部門でトップテンをほぼ独占した。

車齢3年以下の部門で重大な故障率が最も低かったのはメルセデス「GLK」とポルシェ「911 カレラ」で、2.1%にとどまった。ただ、GLKは平均走行距離が5万2,000キロメートルと、911 カレラの2万9,000キロを大きく上回っている。日本車では「マツダ2」が2.5%で6位に付けた。同モデルは小型車分野でトップを獲得している。

故障率が最も高かったのは起亜の小型SUV「スポーテージ」で11.5%に達した。これに起亜の中型SUV「ソレント」(11.2%)、シボレーの中型SUV「キャプティバ」(11.0%)、シボレーの小型車「スパーク」(10.6%)が続いた。最下位4モデルをすべて韓国車が占めたことになる。

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