アステラスが局所パッチ剤の権利を独社に譲渡

アステラス製薬は12日、欧州、中東、アフリカにおける局所パッチ剤「キューテンザ」の商業化に関する独占的な権利を独同業グリューネンタールに譲渡する契約を締結したと発表した。取引金額は非公開。2018年の譲渡手続き完了を見込む。

キューテンザは高濃度カプサイシンを主成分とする局所パッチ剤。成人の末梢神経障害性疼痛の治療薬として欧州医薬品庁(EMA)の承認を受けている。

グリューネンタールは疼痛治療薬分野で長年の実績を持っている。今回の取引により製品ポートフォリオを拡充する考えだ。