ドイツ連邦雇用庁(BA)が31日発表した1月の失業者数は277万7,000人となり、前月を20万9,000人上回った。1月は例年、気温が低く屋外労働の需要が減るほか、クリスマス商戦の終了を受けて小売店が臨時社員を削減するという事情もあるため、失業者数は増加する。季節要因を加味した実質では2万6,000人減少した。失業率(名目)は0.6ポイント増の6.7%。失業者数は前年同月比では14万3,000人減少した。
国際労働機関(ILO)基準の昨年12月の失業者数は154万人で、失業率は3.5%だった。
1月求人件数は64万7,000件で、前年同月から6万6,000件増加。前月比でも実質9,000件拡大した。求人指数BA-Xは前月比1ポイント増の228に達した。