独軍需大手のラインメタルは17日、米同業のレイセオンとグローバル提携することで基本合意したと発表した。両社の強みを持ち寄って幅広い分野のソリューションを一手に提供。市場開拓力を強化する。
ラインメタルは銃器、軍用車両などの陸軍向け製品や戦闘シミュレーションの分野に強い。一方、レイセオンはミサイルの世界最大手メーカーで、サイバーセキュリティ分野でも有力だ。
両社はこれを踏まえ、防空、軍用車両、銃器、弾薬、サイバー防衛、シミュレーション・トレーニング分野で協力していく。
ラインメタルは合併先と想定していた独同業クラウス・マッファイが仏ネクスターと合併したことを受けて、国際的な提携・協力を通して事業を拡大していく方針を打ち出していた。