高級車大手の独BMWは20日、2017年1-3月期暫定決算の税引き前利益が前年同期比26.9%増の30億500万ユーロとなり、市場予想を上回ったと発表した。同社が出資する地図サービス大手ヒアなどの評価益で水準が押し上げられた格好で、ヒアの増益効果は1億8,300万ユーロに上った。華晨中国汽車(Brilliance)との中国合弁会社BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)からの収入も増益要因となった。
売上高は234億4,800万ユーロで、前年同期を12.4%上回った。本業のもうけを示す営業利益(EBIT)は7.7%増の26億4,600万ユーロだった。
自動車部門の売上高営業利益率(EBITベース)は9.0%で、前年同期の9.4%を0.4ポイント下回った。17年12月期は同8〜10%を目指している。