BMWが中国生産能力45万台に拡大

高級車大手の独BMWは19日、中国瀋陽市の大東区にある完成車工場で、新たな生産区画(ノースセクション)の開所式を行った。これにより同国におけるBMWの生産能力は45万台に拡大することになる。昨年の現地生産台数は30万台だった。

BMWは華晨中国汽車と共同で設立した折半出資会社、華晨宝馬汽車(BBA)で2003年に現地生産を開始した。現在は大東区と鉄西区に工場を持ち、「5シリーズ」「X1 」「1シリーズ」「2シリーズ」「3シリーズ」の計5モデルを生産している。

今回開設した大東工場ノースセクションではクロスオーバーSUV「X3」を製造する。

同社は今後、大東工場の既存生産区画(サウスセクション)を改修し、生産の柔軟性を高める考えだ。