ドイツ連邦統計局が30日発表した5月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比1.5%増となり、上げ幅(インフレ率)は前月の同2.0%から低下した。エネルギーの上昇率が前月の5.1%から2.0%に縮小したことが響いた格好。前月はイースター休暇の効果でサービス部門の物価が押し上げられており、その反動も大きい。
食料品分野の物価は2.4%上昇し、上げ幅は前月の1.8%から拡大した。
消費者物価は前月比では0.2%低下した。
欧州連合(EU)基準のインフレ率は前年同月比が1.4%、前月比がマイナス0.2%だった。