卸売物価の上昇率、5月は3.1%に低下

ドイツ連邦統計局が13日発表した5月の卸売物価指数は前年同月比3.1%増となり、上げ幅は前月の同4.7%から大きく縮小した。石炭・石油製品の上昇率が16.7%から6.0%へと低下したことが反映された格好。卸売物価は昨年10月に上昇へと転じ、2月には前年同月比5.0%増に達したものの、その後は上昇率が鈍化している。

5月の卸売物価を最も強く押し上げたのは鉱石・金属で、前年同月を9.6%上回った。家畜やペットなどの動物(+24.9%)、スクラップ・リサイクル材料(+12.9%)、牛乳・乳製品・卵・食用油脂(+12.5%)、穀物・葉たばこ・種子・飼料(+5.3%)も上昇率が大きかった。果物・野菜・じゃがいもは5.7%下落した。

5月の卸売物価指数は前月比では0.7%落ち込んだ。石炭・石油製品が5.0%低下。スクラップ・リサイクル材料(−1.7%)、鉱石・金属(−1.5%)、果物・野菜・じゃがいも(−1.0%)も前月を下回った。

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