鉱工業生産が6カ月ぶりに減少、6月は−1.1%に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が7日発表した6月の鉱工業生産指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月を1.1%下回った(暫定値)。同指数の減少は6カ月ぶり。製造業受注と企業景況感が良好なことから、経済省は「工業生産の上向き基調は今後も続く」との見方を示した。

製造業の生産指数は1.4%低下した。中間財(−1.2%)、投資財(−1.9%)、消費財(−0.7%)の3分野すべてで減少。中間財は2カ月連続の後退となった。

建設業は1.0%減少し、2カ月連続で落ち込んだ。エネルギー産業は1.4%増となり、3カ月連続で拡大した。

特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、4〜6月(第2四半期)は前期(1〜3月)を実質1.8%上回った。増加幅は製造業で1.3%、建設業で2.7%に上った。

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