半導体大手インフィニオン営業益23%増加、車・IoT追い風に

半導体大手の独インフィニオンが14日発表した2017年9月期暫定決算の営業利益(特別要因を除く)は前期比23%増の12億800万ユーロへと大きく拡大した。自動車の電動化やアシスト化、製造業のIoT化が追い風となっており、売上高も9%増の70億6,300万ユーロに拡大。売上高営業利益率は15.2%から17.1%へと上昇した。税負担が増えたため、純利益は6%増の7億9,000万ユーロと比較的小幅な伸びにとどまった。

営業利益を部門別でみると、主力の自動車向けは31%増の4億7,400万ユーロに拡大。産業向けパワー半導体は38%増えて1億8,300万ユーロとなった。減益となったのはチップカード・セキュリティ部門だけだった。

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