シーメンスがリビアで発電所受注

電機大手の独シーメンスは11日、リビア電力公社(GECOL)から発電所の建設などを受注したと発表した。政情が不安定なリビアは発電能力が低く、停電も多いことから、GECOLは今回の契約により状況を改善する考えだ。

シーメンスはミスラタとトリポリに発電所を建設する。発電能力はそれぞれ650メガワット、690メガワット。建設のほか、設計、調達、長期サービスを請け負っており、受注高は7億ユーロに上る。

同社のジョー・ケーザー社長は、GECOLからの受注は火力発電設備部門の稼働率上昇につながると述べながらも、大幅に減少した需要を相殺するものではないと指摘。同部門の人員削減を計画通りに実施する意向を示した。

上部へスクロール