市場調査大手のGfKが25日発表したドイツ消費者景況感指数の2月向け予測値は1月の確定値(10.8)を0.2ポイント上回る11.0となり、2001年10月以来の高水準を記録した。同指数の改善は2カ月連続。好景気を背景に所得の見通しが良好で、消費意欲も高いことが反映された格好だ。
景気の見通しに関する1月の指数(2月向け予測値の算出基準の1つ)は前月を9.2ポイント上回る54.4となり、11年2月以来の高水準へと達した。同指数の上昇は3カ月連続。2017年の国内総生産(GDP)が6年来の高い伸びを記録するなど景気データが良好なことが大きい。次期政権樹立の見通しが高まったこともプラスに働いたとみられる。
所得の見通しに関する1月の指数(同)は前月を2.5ポイント上回る56.8へと上昇し、2カ月連続で改善。高額商品の購入意欲に関する1月の指数(同)も3.3ポイント増の60.4へと上昇した。