保険大手の独アリアンツは2日、スリランカ同業のジャナシャクティ・インシュアランス(JINS)から損保子会社ジャナシャクティ・ゼネラル・インシュアランス(JGIL)を完全買収することで合意したと発表した。同社は損保事業を強化しており、昨年夏にも英同業リバプール・ビクトリア(LV)の損保部門買収を明らかにした。JGILの買収額は8,590万ユーロ。当局の審査を経て買収手続きが1-3月期中に完了すると見込んでいる。
今回の買収により、アリアンツの現地法人アリアンツ・インシュアランス・ランカのスリランカ損保市場シェアは約20%へと拡大し、最大手の一角を占めるようになる。同生保市場シェアは現在6%。