保険大手の独ミュンヘン再保険が6日発表した2017年12月期暫定決算の純利益は前期(25億8,000万ユーロ)比85%減の3億7,500万ユーロと大幅に落ち込んだ。米国やカリブ海を襲った大型ハリケーンのしわ寄せで自然災害の保険金が前期の9億2,900万ユーロから36億7,800万ユーロへと膨らんだことが影響。営業利益も69%減の12億4,100万ユーロに縮小した。
部門別では再保険が振るわず、営業利益は29億1,900万ユーロから7,300万ユーロへと激減した。元受部門エルゴは6%増の11億6,800万ユーロへと拡大した。